概要

X線CTレンタルラボ

得られるデータ

２D画像、3D画像、STLデータなどの解析結果各種

対象物

すべての個体（金属・樹脂・電子部品、考古学的対象物等）

X線CT検査とは？

三次元CT画像撮影では、被検物を360度回転させながらX線画像を連続して撮影します。

この連続画像を三次元再構築ソフトウェアで処理して、外表面に加えて被検物内部の形状、

さらに密度情報まで持つ内部構造画像を構築。他の方法では見ることのできない内部形状、

内部欠陥の発見が容易です。

サービスの特徴

X線レンタルラボとは、X線CT装置と解析用PCが設置された施錠可能な個室をご利用いただけるサービスです。専任のオペレーターが、装置の操作・データ解析をサポートしますので、ご要望に応じた検査をリアルタイムで実行可能です。安心のワンプライス制で、個数制限はありません。また、豊富なラインナップ、解析ソフトを用意しておりますので、お客様の様々なご要望にお応えいたします。

※お客様が来場されなくてもリモートで指示を受け、弊社オペレータが代行評価する“リモートレンタルサービス”もございます。

相談・見積依頼相談・見積依頼（サンプル表示では押せません）

実績

試作品評価、成形品の不具合部位特定や原因究明

マイクロフォーカスX線源により微小な内部欠陥を非破壊で可視化し、CT機能により複雑な内部形状の確認や被検物の内外径寸法を計測することが可能です。CAD図との比較や欠陥の解析などを行うことができます。

生産時の最適生産条件の構築、合否判定

非破壊で三次元データが取得できるので、複雑な形状を持つ製品の最適な生産条件の特定や量産後の合否判定におけるツールとして活用されています。

サンプルレポートのダウンロード（サンプル表示では押せません）

株式会社ニコンソリューションズについて

最先端技術で未来を創造する

ニコンと言えばカメラやレンズが有名です。ニコンソリューションズは、研究開発・品質管理にベストソリューションをお届けするために、ニコンの技術を最先端の顕微鏡や精密測定機器、半導体検査装置の販売、保守サービスなどを行っています。

担当者の声

ラボでのサービスは、従来の受託計測とは異なりお客様立会いのもと、その場で現物や透過像を見ながらリクエストを頂戴したり、解析方法の検討などを行なう事が可能です。 X線や倍率、解像度ついての予備知識がない場合もヒアリング時に適切なご提案しますのでご安心ください。急にX線での検査が必要になった場合やお手持ちの機材では出力不足でお困りの場合、是非弊社の「X線CTレンタルラボ」をご活用ください。

ホームページ	https://www.nsl.nikon.com/jpn/industrial-products/xray-ct-rental-lab

よくあるご質問

X線による観察の仕組みを教えてください。

どうしてX線を使うと、物体の内部を破壊せずに観察することができるのでしょうか？仕組みを知りたいです。: 物体を透過したX線がディテクタ上で光電変換され画像となります。
X線が物体を透過するとき、物質によりX線は吸収されます。
吸収量は、物質の持つ密度や厚みなどの形状により異なります。
その差がディテクタ上で黒～白までのグレースケール諧調による濃淡画像として現れます。
重い物質、すなわち密度が大きい物質は、X線をより多く吸収するためディテクタに到達するX線が
軽い物質に比べて少なくなるのです。

X線を利用する事例を教えてください。

X線CT装置と解析用PCを使ってどのようなことができるのでしょうか？: 一例として、過去の事例をご紹介します。
・電子部品の内部状態の確認
・300㎜のアルミ鋳造品の内部クラックの確認
・樹脂部品の接合具合の確認
・外観、内部寸法の測定
・繊維配向の確認
「こんなことはできないのか？」などの疑問点、不明点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。