概要

タンパク質発現受託サービス

得られるデータ

・目的タンパク質の精製産物 *1
・結果報告書 *2
・鋳型ＤＮＡ (弊社に作製ご依頼の場合)

（*1 ご要望に応じて非精製でも納品可能）
（*2 目的タンパク質の発現量、濃度、可溶化率、SDS-PAGEなどデータ）

対象物

真核生物、原核生物、ウィルスなど多様な生物種由来のタンパク質

タンパク質発現サービスとは？

お客様のご要望に応じたタンパク質を発現・精製し、ご納品する受託サービスです。当社受託サービスでは、コムギ胚芽無細胞タンパク質合成法を用いて実施いたします。またタンパク質の取扱いに関する高度な知識、技術、ノウハウを有する当社専任スタッフが担当いたします。

サービスの特徴

・最短3週間から納品可能
・多様な生物種由来のさまざまなタンパク質の合成に対応
・発現量の再現性が高く、スケールに比例した収量確保が可能
・可溶性タンパク質として得られる割合が高い
・膜タンパク質、転写因子など難発現タンパク質も高確率で発現
・金属イオンなどの補酵素、膜脂質、界面活性剤等存在下での合成が可能
・タンパク質複合体（共発現）も容易

相談・見積依頼相談・見積依頼（サンプル表示では押せません）

実績

多様な生物種由来のタンパク質合成

コムギ無細胞合成系にはコドンバイアスによる翻訳効率の偏りがないという特徴があるため、様々な生物のタンパク質を作製することが可能です。

高いタンパク質発現率

コムギ無細胞合成系は他のタンパク質合成方法に比べて高い発現率を有します。このため、他の方法では目的タンパク質が得られなかったために休止していた研究やプロジェクトを再び進められる可能性があります。

新型コロナウイルス(SARS-2)の抗体検査キットを構成する部材として供給

当社のコムギ胚芽無細胞系で作られた新型コロナウイルスのタンパク質（抗原）は抗体検査キットの部材として用いられています。抗体検査キットは血液中に含まれる新型コロナウイルスの抗体の有無を調べることで過去に感染した可能性をチェックできます。新型コロナウイルスに感染すると、体内で特定のタンパク質（抗体）が形成されるため、その量を調べることで判定します。

株式会社セルフリーサイエンスについて

コムギ胚芽無細胞タンパク質合成試薬の専業メーカー

愛媛大学発バイオベンチャーとして2002年に設立。コムギ胚芽無細胞タンパク質合成技術を用いたタンパク質合成試薬の製造・販売、受託サービス、創薬支援事業を世界20ヵ国以上800以上の大学・研究機関・企業に展開しています。原料であるコムギは数百種類の中から製品に適したコムギのみを使用し、自社提携農場で栽培したものを用いて安定した製品・サービスを提供しています。マラリアをはじめとした世界的に問題となっている感染症などの国際研究プロジェクトにも参画しています。

担当者の声

当社にご依頼いただくタンパク質のほとんどが細胞を用いた従来のタンパク質合成方法では得ることが難しいタンパク質です。膜タンパク質や転写因子、ウイルスタンパク質などタンパク質生産がボトルネックとなり研究開発が進められないといったトラブルがございましたら多種多様なタンパク質に対して幅広く対応いたします。

会議方法	対応オンライン会議ツール：Teams, zoom, skype, 電話
ホームページ	https://www.cfsciences.com/

よくあるご質問

他のタンパク質合成方法との違い

他のタンパク質合成方法とはどのように異なりますか？: 真核生物由来のコムギを原料とし、細胞環境の影響を受けない無細胞合成法のため、タンパク質の種類や生物種によって制限を受けずさまざまなタンパク質に対応可能です。

鋳型DNAの有無

鋳型DNAがなくても実施可能ですか？: 目的タンパク質の配列情報があれば、当社で人工遺伝子合成から鋳型DNAを作製することが可能です。