固定床方式(6分力)風洞実験
2輪車の空力開発のために導入したターンテーブル機能付き6分力計測器を備えた小型風洞設備です。2輪車モデルの他に汎用の空気力計測装置として、測定部の床面中央に0°から360°まで回転可能な6分力計測器が搭載されており、風向変化に対しての空力特性を計測することができます。
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静岡県御殿場市板妻11番地の5
ムービングベルト方式風洞実験
物体に作用する抗力、ロール・ピッチ・ヨー等のモーメント、横力、揚力などの空気力、タイヤ抗力計測、物体周りの流速分布、物体表面やその近傍の圧力分布、流れを可視化したデータ
自動車、2輪車、航空機、船舶、風車など
風洞実験は、目に見えない「空気の流れ」によっておこる現象を調べるために行われる実験で、物体に作用する「抗力」、「横力」、「揚力」などの空気力や物体回りの流速分布などを測定することができます。
実物そのもので実験することもありますが、大型の設備が必要になるため相似性を利用して縮小したモデルを使った模型実験が良く行われます。
レーシングカー開発のために導入した、車両モデルサイズで1/5~1/4スケールの小型風洞設備です。最高速度40m/sのムービングベルトを備えた開放型の計測部をもち、モデルに接近して流れの観察を行うことができます。
車両モデルの計測器の他に、汎用の空気力計測装置として6分力式の荷重計測器が搭載されており、風向変化に対しての空力特性を計測することができます。
SUPER GT参戦車両であるLOTUS SGT-EVORA(2015,2018)や紫電、フォーミュラに使用されるレーシングカーなどの風洞モデルを作成し、空力開発のサポートを行ってきました。SUPER GTでは2015年から「Cars Tokai Dream28」とジョイントし、オリジナルマシン「SGT-LOTUS EVORA」で参戦。デビュー年度のRd.5 鈴鹿1000km、Rd.7 Autopolisでポールポジション獲得しました。2020年度も参戦を継続し、第2戦・富士大会で優勝、チャンピオン争いを繰り広げています。
1984年度の鈴鹿8時間耐久レースでは、当時ワークスチーム隆盛の中、チーム生沢/無限/ムーンクラフトのコラボレーションで開発されたオリジナル・コンセプトのレーサーでワークスチームに挑み、話題となりました。
また、1991年にはアイルトン・セナにかぶらせるというオーダーによりショウエイX-1が製作し量産化された。創業者の由良拓也自ら試作品をかぶり、風洞で実験を行いながら開発しました。
ムーンクラフトは、1975年の創立以来、レーシングカーの開発・製作を通してモータースポーツに取り組み、サーキット現場での声をいち早く開発に反映させるべく自らのレーシングチームを発足させレースへも参加するようになりました。
1986年には、御殿場市内に建設した新社屋に風洞実験設備を導入し、風洞設備を駆使することにより開発・量産したGCマシン「MCS」シリーズはGC選手権において高い競争力を発揮し、圧倒的なシェアを獲得いたしました。
風洞という、目に見えない「空気の流れ」によって起こる現象の調査・研究における長年の実績を活かし、空力開発のサポートをいたします。
CFDが普及しつつありますが、実際の実験もまだまだ重要な役割を果たします。弊社の風洞は小型風洞と言われる規模で、通常は実物のスケールモデルを作り、流れの相似性を考慮して空力特性を計測します。設備的には風洞本体は約30年前に製作されたものですが、計測設備は継続的に改良、改修が加えられてます、。計測ソフトは自社開発ですので、適宜実験に応じてカスタマイズして運用するようにしています。
ホームページ | https://www.mooncraft.jp/ |
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2輪車の空力開発のために導入したターンテーブル機能付き6分力計測器を備えた小型風洞設備です。2輪車モデルの他に汎用の空気力計測装置として、測定部の床面中央に0°から360°まで回転可能な6分力計測器が搭載されており、風向変化に対しての空力特性を計測することができます。
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