ムービングベルト方式風洞実験
レーシングカー開発のために導入した、車両モデルサイズで1/5~1/4スケールの小型風洞設備です。最高速度40m/sのムービングベルトを備えた開放型の計測部をもち、モデルに接近して流れの観察を行うことができます。 車両モデルの計測器の他に、汎用の空気力計測装置として6分力式の荷重計測器が搭載されており、風向変化に対しての空力特性を計測することができます。
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静岡県御殿場市板妻11番地の5
固定床方式(6分力)風洞実験
物体に作用する抗力、ロール・ピッチ・ヨー等のモーメント,横力、揚力などの空気力、タイヤ抗力計測、物体周りの流速分布、物体表面やその近傍の圧力分布、流れを可視化したデータ
自動車、2輪車、航空機、船舶、風車など
風洞実験は、目に見えない「空気の流れ」によっておこる現象を知調べるために行われる実験で、物体に作用する「抗力」、「横力」、「揚力」などの空気力や物体回りの流速分布などを測定することができます。
実物そのもので実験することもありますが、大型の設備が必要になるため相似性を利用して縮小したモデルを使った模型実験が良く行われます。
2輪車の空力開発のために導入したターンテーブル機能付き6分力計測器を備えた小型風洞設備です。2輪車モデルの他に汎用の空気力計測装置として、測定部の床面中央に0°から360°まで回転可能な6分力計測器が搭載されており、風向変化に対しての空力特性を計測することができます。
ターンテーブル機能を利用して、自転車や2輪車に斜めの風を当て、その際の空力特性を調べました。
風車のナセルの空力実験を行いました。このときもターンテーブル機能を利用して、ナセルに斜めの風を当てて空力特性を調べました。
レーシングカーのリヤウイングの翼型を検討するために、ウイング単体での風洞実験を行いました。地面効果を考慮して、比較的地面に近い高さにウイングを設置することで、車両にウイングを搭載した状況に近いデータが計測できるようになっています。GT300 SGT LOTUS EVORAのリヤウイングではNACAプロファイル翼型の公表データを参考にしてモディファイしたオリジナル翼型となっています。
ムーンクラフトは、1975年の創立以来、レーシングカーの開発・製作を通してモータースポーツに取り組み、サーキット現場での声をいち早く開発に反映させるべく自らのレーシングチームを発足させレースへも参加するようになりました。
1986年には、御殿場市内に建設した新社屋に風洞実験設備を導入し、風洞設備を駆使することにより開発・量産したGCマシン「MCS」シリーズはGC選手権において高い競争力を発揮し、圧倒的なシェアを獲得いたしました。
風洞という、目に見えない「空気の流れ」によって起こる現象の調査・研究における長年の実績を活かし、空力開発のサポートをいたします。
当初は2輪車の空力開発のために6分力計測装置として導入しましたが、実際には汎用的な計測が可能な装置で、非常に重宝しています。ターンテーブル機能も付いているので、試験対象をヨー方向に回転させて、風向に対しての空力特性も測定できるように工夫しました。計測プログラムも自社開発していますので、実験に応じてカスタマイズしています。また小型ピトー管の3次元トラバース装置も備えていますので、測定対象周りの速度分布を測ることもできます。
ホームページ | https://www.mooncraft.jp/ |
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レーシングカー開発のために導入した、車両モデルサイズで1/5~1/4スケールの小型風洞設備です。最高速度40m/sのムービングベルトを備えた開放型の計測部をもち、モデルに接近して流れの観察を行うことができます。 車両モデルの計測器の他に、汎用の空気力計測装置として6分力式の荷重計測器が搭載されており、風向変化に対しての空力特性を計測することができます。
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