得られるデータ
ご希望のパラメータに応じた面粗さのデータを提出いたします。
対象物
■最大サイズ
φ300mm程度、高さ100mm以内で、重さ10Kg程度までとなります。
その他はご相談ください。
■形状
基本的には平面品の測定となりますが、段差や掘り穴などある形状でも、対物レンズが入っていけるような形状であれば測定可能ですのでお気軽にご相談ください。
■表面状態
対物レンズが2種あり、50倍と10倍レンズがあります。
基本的には50倍レンズを使用しておりまして、Ra0.08μm以下程度の測定が可能です。
10倍レンズはRa0.8μm以下が可能ですが、過去の結果からすると面が粗いとバラつきが大きく
多種の面粗さ測定機の結果と差がでることがありますので、お客様との相関取りが必要になります。
■材質
特に問いません。
面粗さ測定とは
加工物の表面には、高さや深さ、間隔の異なる山や谷が連続した複雑な起伏が生じます。この起伏が大きなものを「うねり」といい、微小なものを「表面粗さ・面粗度」と呼びます。表面粗さ・面粗度は加工品の精密さだけでなく、表面の光沢や手触りなどにも影響することから商品イメージ、商品ブランドを左右する一つの要素にもなっています。
表面粗さ・面粗度の測定は、加工の仕上がり状態や外観品質を管理するためだけでなく、製品寿命や機械効率を管理する上でも重要となります。特に超精密加工分野においては加工精度はもちろんのこと、高い表面処理能力が求められるため、この表面粗さ・面粗度が重要となります。
表面粗さを測定する方法には、大きく分けて「接触式」と「非接触式」の2つの方式があります。「接触式」は触針と呼ばれる先のとがったダイヤモンド製の針が試料を直接なぞることにより表面の凹凸を測定するもので、表面粗さ測定に広く用いられています。これに対して、「非接触式」は光を使用したもので、共焦点方式を利用したレーザ顕微鏡、白色干渉方式を利用した白色干渉計などがあります。試料を傷つけることなく表面粗さを測定できるメリットがあります。弊社では「接触式」と「非接触式」の両方の測定機を所有しておりますが、今回は非接触式での面粗さ測定サービスをご紹介します。
サービスの特徴
弊社では研磨加工・鏡面加工を受託で行っております。そのため加工面にキズが付かぬよう非接触式の面粗さの測定を行っております。また測定だけではなく、面粗さの修正加工やテストピース、試作品の製作なども合わせて対応可能です。研磨・鏡面加工技術についての詳細は弊社ホームページをご覧ください。ご質問等ございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。