itaku質問ポスト

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対応スペック

試験
  • 概算予算
    • 400万円~1200万円
  • 業務期間
    • 約1か月~4か月

概要

  • ランダム加振実験
  • サイン加振実験
  • 複合加振実験
  • 実働PSD加振実験
  • 実働時系列波形
  • 静的負荷実験

油圧加振システムを用いた実験

得られるデータ

タイヤ接地面加振による車両ロードノイズ評価、ブッシュ等ゴム部品の動ばね特性、静的負荷による車体ヒステリシス特性など

対象物

自動車、各種自動車部品、一般機械構造物など

油圧加振システムとは?

油圧加振システムは、電磁加振システムに比べ、大入力、大振幅の加振実験が可能となります。また静的な負荷を与えた状態で動的加振を行うことができます。

サービスの特徴

エステック技術開発センターには米国Xcite社の油圧加振システム(1200 Laboratory Series)が2基導入されています。静荷重:8900N、動荷重:8900N、ストローク:±25mm、加振周波数:1~1000Hzの基本性能を有します。加振制御パターンとして、サイン加振(単一周波数、スイープ)、ランダム加振(PSD波形任意作成可能)、これらを組み合わせた複合加振(サインonサイン、サインonランダム)、車両実走行時のデータを基に台上で再現するといった波形再現加振(PSD波形、時系列波形)が可能です。
この油圧加振システムは加振ヘッド部が非常にコンパクト設計になっていることが特徴です。この加振ヘッドをオリジナル設計・作製する治具と組み合わせることにより、多様な実験が可能となります。

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実績

車両のタイヤ接地面加振

自動車の電動化に伴い、タイヤが路面走行ですることで生じるロードノイズへの性能要求が高まっています。油圧加振システムとオリジナル設計のタイヤ接地面上下加振用治具、前後加振用治具を組み合わせ、更に車両実走行時のばね下振動(ナックル)を取得し、PSD波形を本システムで再現することで、対象車両のロードノイズ性能を台上評価することが可能となります。
また、実走行のばね下時系列波形を本システムで再現することにより、乗り心地官能をを台上で繰り返し評価できます(顧客評価で実走行時の乗り心地が再現できているとの評価を受けています)。
実験を台上化することで安定したデータ取得が可能になり、実験データ分析によるメカニズム推定やCAE解析モデルの精度検証用データを取得することができます。

自動車部品の動的・静特性特性取得

油圧加振システムは静的荷重を負荷しつつ、動的な加振を加えることができます。この特徴とオリジナル治具を利用することで、車重により静的な変形をしている自動車サスペンションのゴムブッシュが、走行による路面振動やエンジン振動といった動的入力を受けている状態を再現できます。つまり静荷重を受けたゴムブッシュの動的特性が取得可能となります。
このようにエンジンマウントやサスペンションブッシュといったゴム系のコンポーネントや、ショックアブソーバー、球面接手、フレキシブルジョイントといった大変形を伴い使用される自動車部品に対し、実際に使用されている状態またはそれに近い状態で求められた動的特性は、CAE解析モデルの構築や精度向上に非常に重要なパラメーターとなります。
動的な振動は加えず、静的な負荷のみを与える実験も可能であるため、例えば車体に静的なねじり入力を繰り返し負荷し、その時の荷重-変位特性から車体のヒステリシス特性を測定することもできます。

株式会社エステックについて

未来のものづくりを支援する、エンジニアリング・パートナー

エステックはお客様の技術課題に対し、実験とコンピュータシミュレーション技術を融合、駆使し、本質を見抜いた上で解決する「技術コンサルティング会社」です。主に車両、機械、構造物の振動・騒音・挙動などの動的問題に対し、実験によるメカニズム分析とコンピュータシミュレーションによる予測技術を組み合わせた開発支援と技術ノウハウを提供し続けてきました。同分野においては国内最先端の実績を誇っています。

実験担当者の声

本油圧加振システムの持つポテンシャルを発揮するためには、実験内容に合わせた治具がポイントになります。弊社では、お客様のご要望に応える油圧加振用治具を設計・製作します。
なお、本油圧加振システムは、おかげさまで比較的稼働率が高くなっております。お声かけはお早めにお願いいたします。

会議方法 Teams、対面
来客駐車場 2 台
ホームページ http://www.estech.co.jp/

よくあるご質問

よくある質問

加振周波数:1~1000Hzの範囲で常に8900Nの加振力や±25mmのストロークが再現できるのでしょうか?
いいえ。±25mmのストロークは数Hzの低周波域での値、動的な加振力8900Nは約150Hz以下での値になり、周波数があがると減少します。また実際のストローク、加振力、加速度は実験対象の重量や剛性にも影響を受け変化します。

よくある質問

加振ヘッドの2つは同期して作動するのでしょうか?
はい。コントローラーにより同相、逆相、任意位相、無相関ランダムの制御が可能です。

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  • 振動・音響・加振実験
  • 加速度計測
  • 実験モード解析
  • 実稼働実験
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エステック技術開発センターと実験技術

エステック技術開発センターでは、自動車をはじめ、様々な機械構造物の振動実験・音響実験を行っています。 高品質な実験結果を取得するためには多くのノウハウや経験が必要です。技術開発センターでは、振動実験・音響実験に適した環境と実験設備を有し、経験豊富な実験エキスパートがお客様の技術課題に則した実験のご提案からデータ計測、データ解析、結果分析を行い、お客様の課題解決をご支援します。 また同一拠点で活動するCAE解析のエキスパートと実験エキスパートのコラボレーションにより、異なる視点から課題解決へのアプローチが提案されるなど、シナジーが生まれます。

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  • FE解析
  • 機構解析モデル
  • 慣性特性
  • 自動車

加振実験による慣性特性同定

機械構造物の運動をシミュレーションする場合、対象構造物の慣性特性が必要となりますが、慣性特性を計測するのは思いのほか大変な作業となります。大掛かりな専用計測設備が必要であったり、2点吊りや3点吊り法といった簡易的な測定であっても様々な角度で対象物を吊ったり設置する必要があり、重量物であれば危険も伴います。 エステックの提供する手法では、自由支持された対象物の加振実験から得られた複数の周波数応答関数から基準点の6自由度剛体運動を推定し、その剛体運動特性の質量ラインや剛体共振から最小二乗法により慣性特性を同定します。 なお剛体運動推定はESTECH.Rmotion、慣性特性同定はESTECH.[I]propertyというオリジナルソフトウェアとしてツール化、販売しております。

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